センター英語にも出てくるtheの用法

the 冠詞 は、英語にはあるが、日本語にない単語です。

ですから、日本人には、the の使い方がすぐは判りません。
そして、すぐつけるのを忘れます。
また、会話で the が聞き取れないことは、よくあることです。

the の使い方が判るには、正しい英文での the の使い方を
たくさん見て共通性を見出すことが正しい方法です。

そして共通性を見出したものが、文法書の説明です。

その名詞が実際に見える特定のものを指すとき、the がつく。

これでだけは、理系の英語としては、曖昧です。(1),(2),(3),...に分けます。

(1)話の中で、前に出てきた物を二度目に話題にするとき

There is a dog in my car. The dog is a Chihuahua.

私の自動車に犬がいます。その犬はチワワです。


(2) 前にでてきた物の一部と明快に解るとき

He patted me on the shoulder.

彼は私を軽くたたいた、肩をダヨ。
前にでてきた物(me)の一部(shoulder)と明快に解るときです。

He caught me by the arm.

彼は私を捕まえた、腕でダヨ。
前にでてきた物(me)の一部(arm)と明快に解るときです。

(3) 始めて出てくる名詞だが、直後に、絞り込みをする飾りがつくとき

In the parties with the customers,  he is always surrounded by many people.

絞り込みは、 of, with などの前置詞でする場合がとても多い感じがします。
(例文は、センター試験平成23年から)

2割ぐらいで次の例のような、従属節で絞り込む場合があります。

I don't know the woman he is talking now.

(4) その名詞が何を指しているか互いに明快に解るとき

いつも仲良く話している二人であれば、
話の繋がりがスムースなので、
theで言える状況がよくあるかもしれません。

でも、次の例文は、とつぜん見ず知らずの人に聞かれる場合です。


Could you tell me how to get to the station?

言ってくださいますか、駅への行き方をダヨ。

つまり、この場合は、例文として上げることが少ないので
実は頻度も少ないと思います。

(5) the + 一つしか無いもの

 the + 天体

天体でも一つしか無いものは、theをつけます。

the earth
the sun
the moon

the + 固有名詞

the Smiths : スミス家(とりあえず当座の話では、ひとつしかありません)

the Philippines : フィリッピン群島

the United States of America : アメリカ合衆国

(6) by the 単位

Meat is sold by the pound

肉は売られてます、、ポンド単位でダヨ。

その他

the は、 どんな名詞にでもつくとは、つぎのことです。

  • 数えられる名詞にも、つけられる
  • 数えられない名詞にも、つけられる
  • 単数形にも、つけられる
  • 複数形にも、つけられる
the presidents of the united states of america

私にとって、the は、 that を短縮した感じがします。



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