ローマ字は忘れよう

理系が英語を学ぶときに障害になるのは、ローマ字です。

実社会で、ローマ字は、

  1. 自分の名前をパスポートに書くときと
  2. クレジットカードに名前を登録するとき
  3. パソコンの英字キーボードでローマ字漢字変換をするとき

に使います。

小学校では5年6年から英語の授業があります、
だから国語の時間にローマ字を教える必要は、もうありませんね。

小学校の英語の時間に、アルファベットを教えてから、
各自の名前の綴りを、
日本国パスポートのルール(ヘボン式ローマ字)で教える必要があります。

困ったことに、小学校ではヘボン式を教えないのかもしれませんが、
クレジットカードの綴りとパスポートの綴りが一致していないと、
外国へ行ってからカードの更新等でトラブルになることがあるから、
誠に"へぼい"のですが、ヘボン式ローマ字 で氏名を教える必要があります。

パソコンのローマ字入力についてですが、必要性はなくなりつつあります。
iPhone, iPad, スマホの時代なので、日本語50音ソフトキーボードが出てくるからです。
パソコン用の日本語入力の方法として、ローマ字を教育するべきです。
実は、パソコンなら、日本語キーボードでカナを直接打つほうが二倍速く入力できます。
努力した人に成果がついて回るのがカナ直接打ちです。

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ローマ字を覚えると、英語の発音がうまくできなくなります。


a o が、英語では逆である。

war : 戦争 を ローマ字読みでは、 "ワー"ですが、実は"ウォー" [wɔ́ːr]と聞こえます。
word : 単語 を ローマ字読みでは、 "ウオード"ですが、実は"ワード" [wə́ːrd]と聞こえます。

そもそも英語の音声と日本語の音声は、ぜんぜん違います。

  • 母音の数、子音の数、(英語のほうが多い)
  • 子音を何個も続けて言う
  • 子音で単語が終わる英語、母音で終わる日本語
  • 英語は綴り通りに発音しないことが多い、日本語はフリガナ通りに発音する


ローマ字は、イタリアのローマのローマ字という意味で、
イタリア語は綴り通り発音する言葉なわけです。


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