センター英語h24r 追試 仮定法過去の文

センター入試H24再試験より

仮定法過去の文がありました。

例文
If they just repaired a building, they probably couldn't change the size of all the classrooms.
高速訳
もし、彼らが、建物をただ修復だけする(仮定法過去・現実の反対を仮定)場合、彼らは、おそらく大きさを変更できません(仮定法過去)、すべての教室のダヨ。
低速訳
もし、彼らが、建物をただ修復だけする場合、すべての教室の大きさをおそらく変更できません
単語
If [接続詞]もし~ならば , they [代名詞]彼らは、彼女らは、それらは , just [副詞]ちょうど、だけ , repaired [動詞]...を修理する , building [名詞]建物 , couldn't [短縮形]~することができませんでした(could not) , change [動詞]変わる [名詞]変化、つり銭 , size [名詞]寸法 , all [形容詞]すべての [代名詞]すべて [副詞]全面的に ,classrooms [名詞]教室(複数形) ,
構文
If {S: they} {V: just repaired} {O: a building}, {S: they} {V: probably couldn't change} {O: the size (of all the classrooms) }.
考察
仮定法は、if を使う構文で、複文(主語と動詞が二組)です。

if を使う仮定法は、「もし ... ならば、 ... である」という仮定の話(=空想・想像)を書きます。

if節の動詞が過去形で主節の動詞がwould/could/mightの構文を、仮定法過去といいます。

英語の仮定法過去は、現在の事実と異なることを仮定(想像)する場合、例、規則に違反するとどうなるか、正論と違う方法を取るとどんなひどい目に合うかとか、に使います。だから過去時制でも、時間的には現在の仮定について説明しています。この点が、日本語の場合と異なるので、意味を取り訳をするときは注意が必要です。

単独文での could は、「かもしれない(自信の無い可能性=推量)」の意味であったこと、単独文の mightも、「かもしれない(自信の無い推量=推定)」の意味であったことなどを思い出すと良いですね。ただし、単独文での would は、「よく...したものだった(過去の習慣)」でしたね。


応用

if節の動詞が過去完了形で主節の動詞がwould/could/might+have+過去分詞の構文を、仮定法過去完了といいます。

英語の仮定法過去完了は、過去の事実と異なることを仮定(想像)する場合に使います。だから過去完了時制でも、時間的には過去の仮定について説明しています。この点が、日本語の場合と異なるので、意味を取り訳をするときは注意が必要です。

単独文での may+have+過去分詞 は、「...だったかもしれない(過去の推量)」の意味であったこと、単独文での must+have+過去分詞 は、「...だったに違いない(過去の断定的推量=確信)」の意味であったこと、単独文での cannot+have+過去分詞 は、「...だったにはずがない(過去の否定的断定推量=否定の確信)」の意味であったことを、思い出すと良いですね。ただし、would+have+過去分詞の形は、使われません。


基本

if節の動詞が現在形で主節の動詞がwill(未来)/can(十分な可能性の推量)/may(半々ぐらいの推量)の構文を、直説法(仮定法現在とか仮定法未来とは言わないようです)といいます。

英語の直説法は、現在の規則的事実(ルール)や良く起こりうることに使います。だから現在/未来時制で、時間的には現在の仮定について説明しています。この点は、日本語の場合と同様です。

発展

仮定法過去の文の動詞の否定/肯定を入れ替えて、現実に起きていることをで書くことができます。今回の例文なら、

If they don't repair a building, they can change the size of all the classrooms.

となります。

感想

仮定法は、英語の動詞の時制についての意識・感覚が、単に現在過去未来ではないことを示してくれますので、日本人の私にはとても難しく感じます。仮定法にはこの他にもいろいろな構文があるので、受験生は整理・復習しておくことが大切でしょう。

せっかく「理系の英語」なのでちょっと普通では考えないようなことを書いてみます。

英語の時制もよく単語を見ると動詞だけでできるのは、現在と過去だけです。
完了は、have を使い間接的に表現するし、未来は、willや be going to で間接的に表現します。進行形は、 be動詞と ing で間接的に表現しています。

間接的に表現することにより複雑さを増しているのでニュアンス(=新しい言語の感覚)が加わります。

未来のwill も would などと過去形にできますが、wouldは、過去未来ではなく、過去の習慣を表すというニュアンスになります。では、 was going to も過去の習慣なのか、、、。英語の時制も表を作って考えると気づくこともでてきそうです。

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