英語習得に2千時間という説

日本人が英語を習得するには、2千時間が必要という説があります。

2千時間の根拠は、「英語の習得にはどれくらい学習時間が必要か?」で指摘されているアメリカ国務省の一部門 Foreign Service Institute (FSI) の 「外国語の研修成果と学習時間に関する資料」とのこと。

そこで、検索すると、Effective Language Learning というサイトにも、FSIの資料が紹介されています。

Foreign Service Institute (FSI) の資料は、英語の使い手が、文法も発音もまったく違う日本語を学ぶときに、2200時間として説明しています。

前提として、外交に携わるような、外国語を仕事として必要な人が、語学教育を集中講義で受けて、仕事としてその外国語を満足できる水準で読み書き聞き話しできるようになるまでとのことです。

2千時間は、日本語を話す日本人が、英語を学ぶにしても同じくらい時間がかかるだろうという推測です。

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ここから計算です。

日本では、中学校、高等学校の授業で英語を学びますが、その授業時間は、週五日、毎日一時間とすれば、月に20時間です。夏休みなどを引いて、年にすると、200時間。6年間で授業英語は、1200時間です。2000時間にはまだ不足です。

もし、英語を話せるようになろうと、家庭学習で週五日、毎日一時間予習復習に取り組んでいれば、学習時間は2倍になり、2400時間ですから、高等学校卒業時点で、英語の十分な実力が、計算上は身についているはずです。

計算を現実とするために、中学校、高等学校の授業英語とその予習復習を真剣に効率的に取り組む必要があります。

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ここからは、感想です。

40年以上前のに高校生だった自分の経験では、家庭学習で週五日、毎日一時間も予習復習に取り組んでいなかったので、中学と高校合わせて総勉強時間は、1600時間ぐらいでしょうか。当然自由に英語を話せるはずもありません。

私に一番不足していたのは、生の英語音声の聞き取りとその復唱と暗唱です。

現代は、スマホ、パソコンとインターネットの発達で生の音声と文字スクリプトは、簡単に手に入ります。

それでも、中高生は英語教科書の全訳本とCD/DVD等を購入して能率良く学習することが、成績向上に直結するためとても大切です。

成績向上におすすめすることは、英文の意味を理解してから、正しい発音で文ごとに音読と暗唱を繰り返すことです。

私が子供のころは、教科書の全訳本を買ったりすることはいけないことだという人がいました。教師も全訳本を買うことを勧めたりしませんでした。でもそれは、間違いだったと思います。さほど高くもない全訳本とCD/DVDを買えば、勉強の効率が上がり、成績は確実に向上し、将来いい仕事について裕福な暮らしができます。

英語の翻訳を、苦労して辞書を引いて作り出す時代はとっくに終わっています。

むしろ、私は、綺麗な日本語翻訳すること=英語の語順をひっくり返すことを推奨しません。そんなことをするのは時間の無駄です。できるだけ英語の語順で英語を理解することが、能率的です。

また、学校の英語教師は授業しかしてくれませんから、英語学習という超長距離のマラソンをしている生徒のみなさんは、強い意志で家庭で予習復習を続けるしかありません。

中高生や社会人にとって英語は、学問ではなく、音楽やスポーツのような技能に過ぎません。慣れるしかありませんし、せっかく授業でやるなら、真剣にやりましょう。

英語教科書は、中身の話題はとてもつまらないのですが、これを飽きずに何度でも繰り返して音読と暗唱することが、上達の最短コースと思います。


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