センター英語h25 英文(お誘いのニュアンス)
2013(平成25)年のセンター試験の英語から
英語の問題は、
理系ではなく文系の
それも文学表現に詳しい豊かな感性の持ち主が
作っている
と、そんなことを素朴に信じている私が馬鹿なのか、、、。
私にはちょっと待って、と思える
そんな、回答例です。
例文
W: What's that strange smell?
M: Sorry, I burned dinner.
W: Hmm, that's too bad. So, what are we going to do now?
高速訳
W:何ですか、この奇妙な匂いは?
M:申し訳ありません、私は夕食を焦がしました。
W:うーん、それは残念。それなら、何を、私たちはしたらいいでしょう、今ダヨ?
会話の返事の選択肢
- Shall we cook it longer?
- We won't need to burn it.
- We're not going to go again.
- Why don't we order pizza?
選択肢高速訳
- 私たちは、それを調理しましょうか、より長くダヨ?
- 私たちは必要ありません、それを焼くダヨ。
- 私たちは行かないでしょう、再びダヨ。
- なぜ、私たちはしないのですか、ピザを注文ダヨ?
考察
センターの正解は、4です、もちろん、私もしぶしぶ4を選びます。
1では、焦げてしまい救いようがない料理をさらに調理し続けることになり、選べません。
2では、料理=肉か何かを焼く必要がないということで、「何をしたらいいのか」の回答としては、不足です、選びにくいです。
3では、料理の話とかけ離れた、行きたくない旅行先の話なので、選べません。
4では、反語表現(why don't ...)で、「何をしたらいいのか」の回答をしています。ですから、選択肢2よりは、はるかにマシですが、それでも、しっくり来ません。理由は、ここの状況で反語を使うかということです。
反語表現は強い断定を表現してしまいます。
Why don't we order pizza? では、なぜピザを注文しないのですか(いや注文して当たり前で常識である、注文しないなんて馬鹿みたいであり得ない、エッヘンどうじゃー俺の意見はすごいのじゃ)とこんなニュアンスと思います。
夕食の料理を焦がしてダメにした男性が、たった一言、Sorry だけで、ピザを頼めばいいのだと居直っている、立ち直り速すぎるよ君はと私なら感想が出てきます。もう少しシオラシクして欲しいと願うのですが、日本人の感覚なんでしょうか。
このサイトでは、人をお誘いするときの言い方で、強さに序列をつけて説明されています。抜粋すると
How about doing? < Shall we do? < Why don't we do? < Let's do
とのこと、解説が秀逸ですので、ぜひ一度覗いてみてください。
ということで、ここは、 How about ordering pizza? として欲しかったです。
やる勉もどうぞ
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