センター英語h22 ちょっと難しい Over there is
平成22年センター試験の英語から
Over が無ければ、難しくないのですが、 Over ひとつで混乱してしまいます。
最初の記事では間違い(There is 構文をSVCと間違えた)があったので、訂正を入れてあります。
例文
Over there is Mrs. Ferret, as usual in vintage jeans.
高速訳
ほら向こうに、います、フェレット夫人ダヨ、いつものように、ヴィンテージジーンズを着てダヨ。
低速訳
ほらあの向こうに、いるのは、フェレット夫人、いつものように、ヴィンテージジーンズを着てます。
単語
Over [副詞]上方に、終わって [形容詞]上部の [前置詞]...の上を越えて , is [動詞](彼は、彼女は、それは)~です、いる、ある , Mrs [名詞]夫人(., をつける) , Ferret [名詞]フェレット , usual [形容詞]いつもの , in [前置詞]~(の中)に[で]、~で [副詞]中に , vintage [名詞]極上のワイン [形容詞]古くて値うちのある , jeans [名詞]ジーンズ(木綿のデニム生地のズポン) ,
予備知識
"There is" 構文について復習しておきます。
(例文) There is a dog in the garden.
(訳) 庭に一匹の犬がいる。
(構文) {形式主語: There } {V: is } {S: a dog } (in the garden).
"There is"構文では、"a dog"が真の主語です、
つまり、動詞と主語が逆転しているが疑問文ではありません。
というのも、形式主語 there から見ると、
主語と動詞は逆転していないからです。
構文
この文の解釈について間違いと正解の二つを書きます、でも、正直なところ自信がありません、そして、間違いと正解のどちらでもほぼ同じ意味が取れます。
× {形式主語: Over there} {V: is} {S: Mrs. Ferret}, (as usual) (in vintage jeans).
この Over は、形容詞(意味は"上の方の")で、thereを強調している。
there は、名詞=形式主語。
○ (Over there) {V: is} {S: Mrs. Ferret}, (as usual) (in vintage jeans).
この over は前置詞 「向こう側に」、この there は名詞 「そこ」。
(Over there) をひとまとめの前置詞句として扱う、前置詞句は副詞の働きとなる。
「そこの向こうに = ずっと向こうに」の意味
とすると、動詞 is が、主語 Mrs. Ferret より前に来ているので
疑問文のはずと思うが、最後に ? がついていない、その理由は、、、
英文法の隅っこで出て来る「倒置」というものがあり、
「方向を示す語句(副詞)を先に言うと、動詞・主語が逆転する(疑問文ではない)」
とのこと、この例文は倒置と思われます。
注意
センター試験では難しい単語を使わず、
やさしい単語でぎょっとするような文が飛び出してきますね。
再考
"There is" 構文についてもう一度考え直すと、倒置そのものであることが解ります。
(例文) There is a dog in the garden.
(構文) {方向を表す語=副詞: There } {V: is } {S: a dog } (in the garden).
There は、方向を表す語=副詞そのもの、でも意味は単に「そこ」で弱いです。
だから、動詞と主語が逆転してしまう。
このthereは形式主語とも呼ばれている。形式でも主語なので名詞の働きもあります。
したがって、疑問文
Over が無ければ、難しくないのですが、 Over ひとつで混乱してしまいます。
最初の記事では間違い(There is 構文をSVCと間違えた)があったので、訂正を入れてあります。
例文
Over there is Mrs. Ferret, as usual in vintage jeans.
高速訳
ほら向こうに、います、フェレット夫人ダヨ、いつものように、ヴィンテージジーンズを着てダヨ。
低速訳
ほらあの向こうに、いるのは、フェレット夫人、いつものように、ヴィンテージジーンズを着てます。
単語
Over [副詞]上方に、終わって [形容詞]上部の [前置詞]...の上を越えて , is [動詞](彼は、彼女は、それは)~です、いる、ある , Mrs [名詞]夫人(., をつける) , Ferret [名詞]フェレット , usual [形容詞]いつもの , in [前置詞]~(の中)に[で]、~で [副詞]中に , vintage [名詞]極上のワイン [形容詞]古くて値うちのある , jeans [名詞]ジーンズ(木綿のデニム生地のズポン) ,
予備知識
"There is" 構文について復習しておきます。
(例文) There is a dog in the garden.
(訳) 庭に一匹の犬がいる。
(構文) {形式主語: There } {V: is } {S: a dog } (in the garden).
"There is"構文では、"a dog"が真の主語です、
つまり、動詞と主語が逆転しているが疑問文ではありません。
というのも、形式主語 there から見ると、
主語と動詞は逆転していないからです。
だから、"There is"構文の疑問文は、
Is there a dog in the garden?
となります。
構文
この文の解釈について間違いと正解の二つを書きます、でも、正直なところ自信がありません、そして、間違いと正解のどちらでもほぼ同じ意味が取れます。
× {形式主語: Over there} {V: is} {S: Mrs. Ferret}, (as usual) (in vintage jeans).
この Over は、形容詞(意味は"上の方の")で、thereを強調している。
there は、名詞=形式主語。
○ (Over there) {V: is} {S: Mrs. Ferret}, (as usual) (in vintage jeans).
この over は前置詞 「向こう側に」、この there は名詞 「そこ」。
(Over there) をひとまとめの前置詞句として扱う、前置詞句は副詞の働きとなる。
「そこの向こうに = ずっと向こうに」の意味
とすると、動詞 is が、主語 Mrs. Ferret より前に来ているので
疑問文のはずと思うが、最後に ? がついていない、その理由は、、、
英文法の隅っこで出て来る「倒置」というものがあり、
「方向を示す語句(副詞)を先に言うと、動詞・主語が逆転する(疑問文ではない)」
とのこと、この例文は倒置と思われます。
注意
センター試験では難しい単語を使わず、
やさしい単語でぎょっとするような文が飛び出してきますね。
再考
"There is" 構文についてもう一度考え直すと、倒置そのものであることが解ります。
(例文) There is a dog in the garden.
(構文) {方向を表す語=副詞: There } {V: is } {S: a dog } (in the garden).
There は、方向を表す語=副詞そのもの、でも意味は単に「そこ」で弱いです。
だから、動詞と主語が逆転してしまう。
このthereは形式主語とも呼ばれている。形式でも主語なので名詞の働きもあります。
したがって、疑問文
Is there a dog in the garden?
が意味が伝わる文として成立します。
ということは、「倒置」は珍しいことではなく、
いつも"There is" 構文で使っていることになります。
参考
倒置例文です
Away ran the rat at the sight of a cat.
逃げて走るよネズミが、猫ににらまれてダヨ。
(出典 高校総合英語 Harvest)
In the basket was a puppy.
ほらそのカゴに、いたのよ、子犬がダヨ。
(出典 高校総合英語 Harvest)
コメント
コメントを投稿