英語は多読が一番!
Christopher Belton さん(渡辺 順子さん 訳)の 「英語は多読が一番!」 という本を読んでいます。 ●気に入った所 著者は英国人であり、 日本語を学ぶ時に多読をしたらマスターできたという経験から、 日本人にも英語の多読が一番と言い切る所がスゴイ。 著者は、英語と日本語の大きな違いとして、 英語は、同じものを表す単語が多数あり、 それぞれ微妙なニュアンスの違いがあるという指摘。 例えば、 said の言い方は、150通り以上もあるという。 私も今さらながら英語の勉強していますが、 この違いはなんとなく感じていました。 学校で習わない会話と小説で出て来る略語リストの説明があります。 dunno = don't know wanna = want to gonna = going to coulda = could have mighta = might have shoulda = should have musta = must have kinda = kind of oughta = ought to こういう略語は、聞き取りするのにも大切ですヨね。 著者は、 読むなら小説 =物語が、一番お勧め、 その理由は、面白いから、また、 その国=外国語の社会に擬似的だが参加経験できるからと言います 自分のレベルに合った面白い小説が簡単に見つかるといいなと、思います。 著者は、日本の英語教育は、文法を重視し過ぎて、 コミュニケーションを軽視していると指摘しています。 伝統的にその通りであることを認めざるを得ません。 日本側の言い訳としては、 コミュニケーション=聞く話すを試験することは、 大学入試の手法・技術として困難だったから 文法問題に偏ったのである、でしょうか。 もう一つ忘れてはいけないのは、 日本の国語教育での試験問題の出し方を 英語問題側が真似をしていることです。 国語教育での試験問題には、 たくさんの学生に間違えさせるために、 実用上の意味が無い問題が時々あります。 英語教育でもこういう問題の真似をしてしまう傾向があります。 難しい問題を出さないと先生の威厳が失われるということかも。 著者の理想(=恐らく日本人の英語力を...